ふたたび『岩崎航エッセイ集 日付の大きいカレンダー』について

通して2回。いま、ぱらぱらと気になる箇所を数回読んでいる。 静かな勇気をもらえる1冊だ。 生まれた環境、出会った人々、先天的な(あるいは生まれて数年間)の境遇などで、誰の人生も規定されている。複数の人生を同時に生きることはできない。今の自分…

『岩崎航エッセイ集 日付の大きいカレンダー』読了

『岩崎航エッセイ集 日付の大きいカレンダー』読了 読売新聞の若松英輔の書評を読んで気になっていた1冊。 NHKでの放送を機に読みました。 心の声を言葉に定着させる、その点において、非常に感銘をうける。 背伸びをしない、自身の言葉を紡ぎ出し、それを…

備忘

もう二十年も昔に、自分は道路端に坐りこんで周囲構わず物に読みふけっているような者だ、と覚悟したことがあった。 古井由吉「クレーンクレーン」 車谷長吉の文章であってもおかしくないような、そんな一文だ。と思った。

ねつでやすんでいるキミへ

ちょっと前の読売新聞日曜書評欄にて大野更紗さんが紹介していた絵本。 amazonから届いたので早速読んだ。続けて3回読んだ。Hちゃんにも薦めて読んでもらった。 言葉のないイラストだけのページが絶妙のタイミングですっと差し挟まれている。はっとさせら…